首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生
四季紀行
都内舎人公園ネモフィラ、板橋赤塚ニリンソウ鑑賞
ネモフィラ開花情報が飛び交っている。桜が散り、菜の花やツツジ、藤が咲く時期ではあるが、ネットも、マスコミもネモフィラが目立つ。調べると、アメリカ大陸原産の花のようで、わが国での歴史は浅く、国営ひたち海浜公園でも約20年前から栽培開始という。
都内足立の舎人公園にもネモフィラが咲いて、見ごろとの情報を得た。久しぶりに花友を誘った。舎人公園は、都営舎人ライナーの沿線で、ど真ん中に駅がある。
初めて観たネモフィラ 舎人公園駅で落ち合い公園へスタート。本日土曜日で、園内は人出があり、広場には売店も出ている。
皆ネモフィラ鑑賞ではないだろうが、ネモフィラ園への方向へ進んでいる。我々は、少し迂回し遅めの桜、八重桜を眺めながら中心部へ歩く。そして、ネモフィラ園に着く。思ったより広くはないネモフィラが咲くガーデンを、鑑賞者達が囲んでいる。我々も、眺めた。薄青紫色の小さな花は一面に咲き、ガーデンを埋め尽くし、青の絨毯のようである。私は初めて観る花で、小さな花を間近で見ると、中心は白で可憐な花のようだ。カメラを出し数枚写し、望遠にしてもシャッターを切った。花友も携帯をかざしている。
園内で昼食 樹の下に席を求めて、昼食。なんと缶ビールもあり、御馳走になる。屋外でのビールは最近ではない。家呑みとは一味違う。園を出て、公園駅から乗った舎人ライナーを熊野前駅に降り、都営荒川線で西巣鴨駅へ戻った。
今年も咲いたニリンソウ ニリンソウの花を思い出し、出掛けた。我が家から近い板橋赤塚の土手に自生し、板橋区の花でもある。高速道路下から土手へ近づくと、白い花は咲いていた。花を眺めながら、遊歩道を辿る。しかし、周囲の野草に交じり、押され気味のよう。数枚デジカメに収めた。
ここでのニリンソウには思い出がある。娘が北海道の大学入学時、弟と甥がお祝いに来て、ニリンソウへ案内し写真がある。あれから約30年経ち、娘は北海道に居つき、子供も大学生と高校生である。甥も家庭、子持ちとなった。月日の経つのは速いが、ニリンソウは毎春咲き続けている。
(2024/4/20)