首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生
四季紀行
谷川一ノ倉沢から天神峠で紅葉を楽しむ
一ノ倉沢へ 一ノ倉沢下に着いて、晴天無風の中、大岩壁を見上げた。久しぶりで、もう雪渓はなく、樹々は色好き始めているが紅葉には少し早い。本日は、Sさんの車で、関越高速からJR土合駅前を過ぎて、一ノ倉沢行きバス停に着いた。紅葉狩りに私が当地を推薦した。案内所では見頃ですという。電気バスに乗車し、一ノ倉沢へかう。
湯檜曾川沿いで、山裾の山道は国道291号だが、明治初期に造られて直ぐ豪雪で崩れて新潟の清水峠へは不通となったという。
ハイカーを追い越し、西黒尾根登山口、マチガ沢出合を過ぎ、巌剛新道登山口である。そして一ノ倉沢出合に着いた。
一ノ倉沢を眺める 一ノ倉沢岩壁は険しく、そそりたっている。目が慣れたら私の記憶、印象よりは狭く、岩壁もやや鋭さが減少したようにも見える。これまでは雪渓へ上がり、近くで眺めたからか。
最高部にトマノ耳(1963m)、オキノ耳(1977m)の谷川山頂を探した。双耳峰で、私はどちらも踏んでいる。Sさんを遭難者プレート碑へ案内。昭和30年代ロッククライミングの事故死が多発し魔の山と呼ばれたという。振り返ると白毛門(1720m)で、こちらは紅葉が進んでいる。日本海からの風を受けているからか。電気バスで戻った。
紅葉の天神平 ロープウェイで天神平へ上がり、さらにリフトで天神峠へ出た。こちらは、紅葉が進み、見頃直前か。雲もなく、谷川岳の全容もくっきりと素晴らしい眺め。 天神峠は標高1500m程で、リフトは紅葉した灌木の間を上下した。94年私達が登ったルートもおよそ確認できた。平日なのに人出があるが列をなす程ではない、天神峠は再訪で(21.9.13)、前回は夏の終わりであった。天神平のレストランで昼食を取り、下山。
車はJR土合駅前から水上温泉街を抜け、関越高速へ入り帰途に就いた。
(2023/10/18)