商標・知財コラム:工藤 莞司 先生COLUMN

首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生

私の山歩き里歩き四季紀行
晩秋みちのく一ノ関に猊鼻渓、厳美渓を巡る

JR東日本大人の休日俱楽部パス期間最終日は遠出し、みちのく北東北の入口一ノ関に猊鼻渓、厳美渓の名勝地巡りにした。交通の便は良く日帰り可能である。渓谷の紅葉は終えているだろうが、晩秋から初冬の渓谷美も良いだろう。

一ノ関から猊鼻渓

東北新幹線を一ノ関駅に降り、大船渡線に乗り換えた。先に猊鼻渓とし列車は山間を走った。大船渡線は二度目で数年前気仙沼からの帰途乗車し、車窓から猊鼻渓を眺めたと思う。

小さな駅に降り、渓谷の方向を確かめスタート。駅裏が猊鼻渓だが山を回り込み、大船渡線高架下を抜け、砂鉄川渓流を少し遡ると猊鼻渓の入口であった。

舟着き場があり、舟下りがメインと知る。両側は高い崖がそそり立ち、遊歩道はなく散策程度も出来ない。パンフによれば渓谷は上流へ続き、船から眺める外はないようだ。私一人を残し皆乗船した。駅から急いでいた高齢者達も舟下りであった。僅かに見える深い峡谷にカメラを向け、舟着き場付近をウロウロ。紅葉は終えている。事前調査が足りなかったと反省しながら駅へ戻った。

再訪の厳美渓

厳美渓は一ノ関駅前からバスで20分程。市内を抜け郊外を少し走ると厳美渓であった。本日日曜日で人出は多い。私は、下流の御覧橋から歩き出す。

磐井川の深い渓谷は流れも豊富。吊り橋を渡り、渓谷が見え隠れする右岸を遡上する。天工橋の先で渓谷内岩上に見晴台があり、濡れた岩肌をそろりそろりと歩き、狭い峡谷を覗き、シャッターを切った。断崖の間に急流が走っている。“空飛ぶだんご”、対岸の店へ綱に吊るした籠を使い注文しだんご受け取る仕掛けを見て、再訪を確かめた。陸羽東線経由で山形東根の実家へ帰った時厳美渓にも寄ったと思う。家内も一緒でもう40年も前のことだったろう。また渓谷沿いに遡りUターン。橋袂の土産店で休憩し、団子を頼む。寒くはなく、外で食べた。

地酒をゲットし帰途へ

バスで一ノ関駅へ戻る。車窓から眺める市街地は大都市風で、スマホで調べると盛岡市に次ぐ10万都市とある。芭蕉は、奥の細道で平泉を訪ねる際当地に二泊して、その跡地の案内もあった。駅で時間があり、売店を一回りし、地酒は“南部美人”、肴はウリ漬け“金婚漬”を求め、新幹線に乗車。19時前に帰宅出来た。
(2021/11/28)

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