商標・知財コラム:首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生

山歩き里歩き四季紀行
白梅咲く湯島天神から神田明神、神保町へ

 初春のこの時期、例年湯島天神の梅祭りに合わせ、旧友の活け花展があり、毎年参拝し鑑賞していた。処が今年の展示は中止と連絡があった。それでも、私には二人の受験生いて、天神様に是非お願いしたいし、境内の梅の花も見頃と思う。
 春日局菩提寺へ 大江戸線本郷三丁目駅をスタートし春日通りの坂を下る。左手にある麟祥院は、春日局の菩提寺で像と墓があると知った。東大龍岡門への通りを越した先に、像と山門があった。
 境内へ入らせて貰い、墓前へ。お局様墓へは案内があり、墓参者が多いのだろう。都心とは思えない自然の中の静かな境内、墓園。軽く手を合わせた。像は、以前春日駅先富坂左手の公園内にあり、某大学後楽園校舎へ講義に通う時見ていたと思う。



 湯島天神に祈願 表参道から湯島天神境内へ。梅祭り開催中だが、人出は少ない。先ずは天神様に合格祈願。なんと神殿の拝殿前には私一人。例年は長い列で最前列へ出るのに大変なのに。二人の孫をしっかりとお願いした。白梅は咲き開き大半は見頃で、シャッターを切る。男坂下に復興地蔵を探し、頭を垂れた。関東大震災があった日前後に法要が営まれるとある。
 中坂から三組坂を通って蔵前橋通りへ出る。反対側に神田明神裏参道を見付け、急階段を上がって明神様へ参拝し、こちらではコロナ退散もお願いした。裏手にテレビドラマ銭形平次記念碑があった。表門角が甘酒天野屋。新聞記事で知ったが、地下にある麹用土室がテレビ旅番組で見たのを思い出した。隣の小路に旧中山道の表示があり、ここが本当の旧道かと続く先を確かめた。

 駿河台、神保町 聖橋は近く、私が若い頃通った駿河台へと向かう。お茶の水駅、ニコライ堂を右に見て坂を下る。母校の記念館を探したが記憶違いで見付からない。太田姫稲荷前から明大通りを左折し靖国通りを渡り、三省堂書店裏のすずらん通りへ。学生用飲食街と呼ばれていたが、在学時代覗いたことはなく、卒業後友人と2.3度入店した。裏の狭い小路から喫茶店さぼうる前を過ぎ、三田線神保町駅へと歩いた。(2021/2/19歩く)

首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士
工藤 莞司

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工藤 莞司 先生
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