商標・知財コラム:首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生

四季の山歩き里歩き紀行・秩父芝桜編
秩父羊山公園に芝桜を観賞する

 牧水の滝、芝桜園 快晴下、秩父駅から羊山公園を目指し歩き始める。市内から郊外の丘陵公園へ15分程だが、家族連れやグループも同じ方向へ歩いている。程なく丘陵麓に着き、牧水の滝があり、花友Aさんを案内。大正時代、若山牧水は度々当地を訪れ、秩父の機織りを詠んだ歌碑が石段上にあった。滝の水は落ちていない。手前には桐の花が咲き、近くには藤の花も垂れている。
 武甲山と芝桜 急坂を上がり、公園内に入ったと思ったが、芝桜園までは距離があり、通路の端にはテントの売店も出て、祭中。入園料を支払い、園内へ。広い園内だが、少なくない見物客が出ている。目の前に広がる赤、ピンク、そして白色の芝桜が見頃。私は、好きな絵葉書と同じアングル、武甲山を入れシャッターを切った。Aさん、私程ではないようだ。初めての筈と思うが。確かに、手前の芝桜は疎らな状態。園内を半周し、芝桜にも色々種類があり、赤色がマックダニエルクッション、ピンクがスカーレットフレーム、白はオータムローズが代表的で、ブルーぽぃのがオーキントンブルーとある。

 武甲正宗の思い出 芝桜園を出て、秩父特産市会場で、先に席を確保して、私は飲み物、Aさんは昼飯を求める。私は、ここの会場は二度目で(13.4.27)、思い出もある。前回、地酒メーカー武甲正宗酒造のテントがあり、カップ酒を購入。その時、山下清画伯の放浪記”裸の大将”で、武甲正宗酒造に立ち寄り広告用行灯の絵を描いたテレビ放映を観ていたので、あれは本当にあった話しかと聞いたら、フィクションと返って来た。そんなことを思い出したが、売店に武甲正宗はなく、地酒秩父錦にした。Aさんは、家族に頼まれたと山菜を買い込み、蕗やタラの芽等をゲットした。天ぷら用らしい。
 歩いて駅へ戻り、構内食堂で電車時間を待ち、満席のレッドアロー号で池袋へ戻った。帰り掛け駅売店で、武甲正宗を土産にした。
(2018/04/29歩く)

首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士
工藤 莞司

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工藤 莞司 先生
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