商標・知財コラム:首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士 工藤 莞司 先生

四季の山歩き里歩き紀行・夏季の花編
山百合を求め武蔵丘陵森林公園を歩く

 武蔵丘陵森林公園に咲く山百合を案内するパンフを入手した。白い大きな花は好きな夏の花である。森林公園は東武東上沿線にあり、我が家からそう遠くはない。友人のAさんが同行してくれた。

武蔵丘陵森林公園 池袋駅で乗った電車を森林公園駅に降りて直行バスに乗り継ぐ。南門から入園し、ゲートで係員にユリのエリアを教えて貰った。広大な園地を持つが、真夏のせいか土曜日なのに入園者は疎ら。森林の中に巡らされた小径を、案内に従い山百合の花を目指す。樹木が日光を遮り涼しく、公園散策は快適。夏の野草は伸び放題で草原風である。

遅めの山百合の花 森内を右折し左折して進んだ先にユリの花らしきものを見付けて、枝道に入る。山百合の花だが、萎れ状態。遅かったようだ。昨年観た御岳日の出山の花とはちょっと違い花は小振りで、各花びらが鋭く細長く見える。
 少し道に迷ったが、またユリの花に出会う。やや遅めの花が咲いている。パンフによれば、観賞期間は7月10日から8月1日とあり、本日は最終の前日で、やはり遅かったのだ。
 正午が近付き展望レストランへの方向を取る。そうしたら、沢山の花を付けて撓わになったユリの花を見付ける。大きく開いた花々は丁度見頃のもの。見事な花に感謝しつつ、小生はデジカメを構え、Aさんも携帯に収めた。

奥武蔵の山々を眺め城跡へ レストランで昼食を取る。緑に囲まれた室内は、客も少なく閑かな中での食事。展望台に上がり、奥武蔵から外秩父の山並みを遠望しながら、Aさんにこれまで登った山々を紹介する。帰り際、南門近くの山田城跡を思い出し案内した。深い森の中の静かな散策は思った以上にリラックスできて、楽しかったと後日Aさんよりメールがあった。

2010/7/31歩く

首都大学東京 法科大学院 元教授 元弁理士
工藤 莞司

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工藤 莞司 先生
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