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ご利用ユーザー様の声SYSTEM
木戸特許事務所 弁理士 木戸 良彦 先生
木戸 良彦 先生
木戸特許事務所
弁理士-
【略歴】
- 2000年3月 慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒
- 2002年3月 慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了
- 2002年4月 木戸特許事務所入所
- 2003年11月 弁理士登録番号12835号(特定侵害訴訟代理付記登録)
- 2006年 日本弁理士会U-40委員会委員長
- 2006年~2009年 社団法人発明協会・模倣被害アドバイザー
- 2007年 日本弁理士会商標委員会副委員長
- 2007年~2009年 法政大学工学部兼任講師
- 2008年~2010年 東京理科大学専門職大学院非常勤講師
- 2010年~2016年 実務修習(弁理士登録前義務研修)講師 | 条約(各国制度の概要を含む)、意匠の中間対応を担当
- 2011年 日本弁理士会農水知財対応委員会副委員長
- 2012年、2016年 日本弁理士会執行理事
- 2013年~2014年 日本弁理士会研修所副所長
- 2014年~ 特許庁事務系職員研修講師
- 2015年~ アジア弁理士協会本部理事
- 2016年4月~ 木戸特許事務所所長
- 2017年 日本弁理士会副会長
- 2018年 日本弁理士会弁理士法改正委員会委員長
【所属団体】
日本弁理士会、アジア弁理士協会(APAA)、AIPPI、日本商標協会、日本ライセンス協会
木戸特許事務所
インターマークを使い始めたきっかけ
インターマークは2002年頃に導入しました。私が事務所に入った(2002年)頃に、大々的に全区分の商標調査があり、他社DBではすごく高額になったので、料金的にも安いインターマークを使ったのもきっかけとなっています。
インターマークを使い続ける理由、メリット
インターマークを使い続けている理由は、やっぱりインターマークは使いやすいということです。割と直感的に操作できるという点が続けている理由として大きいので、調査する側から検索式を細かく設定しなくてもできるというのがよいと思っています。インターマークは、TNサーチ、シリーズサーチだけでなく、拒絶サーチもかなり使っています。
TNサーチ等の検索前の称呼起こしは、J-PlatPat、インターマーク、オープンソースの検索エンジン、辞書等を駆使して行っています。例えば、お客様は、フランス語やイタリア語を語源とした造語を考えてきて、フランス語、イタリア語による称呼を想定されてきますが、明らかに特許庁の審査では英語読みになったりすることもあり(“h”の発音の有無等の違いなど)、お客様が思っている音が審査において出ない可能性があります。いずれの称呼でも調査する必要があることを踏まえて、調査に着手しています。
また、過去、J-PlatPatでは抽出されなかったけれど、インターマークで類似商標が抽出された案件もあり、お客さんも有料DBを使用して、調査料がかかることに納得してくれています。
シリーズサーチでは、結合商標A+Bなどでどんな登録例があるか、A+B、C、D、Eなどの併存事例を確認するために、使っています。J-PlatPatでは、長音、促音などうまく整理されてない場合もあるので、インターマークの方が信頼性高いと思っています。長音を(自動的に)変換したものもカバーして、称呼入力の人為的入力ミスをインターマークはフォローしてくれているところがよいです。シリーズサーチのマトリックス(称呼長、前方・中間・後方一致)は調査の対象にもよりますが、絞込みで利用しています。
拒絶サーチもかなり使っています。Mr.3条も使いますが、拒絶サーチでは、3条関係以外にも、4条関係の11号や品質の16号もみます。拒絶される可能性があるときほど、調査報告書に理由をちゃんと書かなければいけません。過去、同じようなものが、こういう理由で拒絶されているというのを、きちんと報告書に添付するようにしています。過去の判断、3条での拒絶だけでなく、4条での拒絶もどのような音の違いで拒絶されている例がどれだけあるのかというのをみせれば、お客様も結構納得されるし、その後、包袋閲覧して、具体的な拒絶理由を付け、リスクを説明するなど、拒絶の可能性があるときは、できるだけ、筋道を立てて説明することを心掛けています。過去の例をあげる方が、調査報告書の説得力が違うと考えています。直感的に拒絶になりそうだと思っても、それだけではクライアントに中々通じないこともあります。
また、J-PlatPatでは、いわゆる死んでしまったものが出てこなくなりますが、拒絶サーチは生死にかかわらず調査することができるので、便利です。識別力にかかる3条の調査では、似たような案件でも識別力が有るとされている場合と、無しとされている場合の両方の結果が出ることも多くあります。それぞれどれくらいあるか等をみて、出願にトライしても、識別力で拒絶されるなら使用できることは分かるし、明らかに識別力がないと判断できるなら、そもそも出願を止めてもよいとアドバイスすることもあります。
拒絶サーチですごく結果が多くなったときは、AND条件、NOT条件等で絞込みをしています。
インターマークを他人におすすめしたい理由
商標の類否や識別力を説明するのに、きちんとデータに基づいて説明するための材料を用意するには、他のDBなどと比べて、インターマークは非常に便利という点です。インターフェースがかなり分かりやすいので、操作性もいいのかなと思っています。インターフェースは複雑じゃない方がよいと思っています。他のDBだと、どう入力していいのか分からなくなったりすることもありますが、インターマークは入力していくのに、そんなにストレスがないのがよいです。
商標検索システム『InterMark』は、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)では検索できない過去の拒絶商標や拒絶理由をさくさく検索できます。また、検索の質が高く、類似商標を点数化することで分かりやすい結果を得られることから、調査費用のコストを削減できます。ぜひご検討ください。